介護職の役割の広がり

従来の介護職は食事や排せつなどの身体介護が仕事のコアな価値とされ、それらをうまく行うことが専門性と理解されていました。しかし、在宅介護への移行が進んでいく中で、高齢者の暮らしを多職種や地域住民も参加したチームでサポートすることが重要な時代です。介護職のコアな価値は本人の暮らしを身近にみているという特色をいかしつつ、ほかの専門職や地域の人と連携して、要介護者が地域や社会とつながりを持てるように支援することがこれからは重要な役割となるでしょう。

さまざまなソーシャルアクション

さらに、支援の延長上で期待されているのが、地域自体を変える仕掛け人としての介護職の役割です。個別の高齢者の暮らしを支えてきた経験とネットワークをいかし、行政や企業などと連携し、社会や地域の在り方そのものに変化をもたらすソーシャルアクションをおこす介護職も増えています。ある自治体では認知症の人が感じていることや言いたいことを引出し、町を構成するさまざまなセクターに伝えていく通訳として活躍していたり、さまざまな立場をつないで方向性を見出す、ファシリテーターや発信の役割を担っています。また、リアルな課題とであってもらうナビゲーターや一緒に考えるパートナーにもなれるでしょう。

できることとさらなる可能性

地域や社会を考えるのは大切ですが、必ずしもそれは介護職の役割ではないと考える人もいるでしょう。しかし、今後の社会展望からすれば、好む好まないにかかわらず、介護職がその役割を担う時代になっていく可能性は高まっています。一人あたりの福祉予算は減ることはあっても増えることはない中で、従来型の画一的ケアが通用しなくなれば、予算は減るのに要求は多様化しますよね。そのため、介護職のソーシャルアクションは一つのキーとなるのです。全体のコストをさげつつ、各々の暮らしの質を高めるためにさまざまなセクターとの課題の共有や企業も巻き込んだ商品サービスの開発なども必要でしょう。介護職ができることは想像以上にたくさんありますよ。

介護の派遣ときくと、マイナスイメージがあるかもしれないが自由に自分でシフトを決めれたり、働いた分だけ給料に反映されます。